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振動ってなんだろう?

2026.02.27

その他試験

振動とは、一言で言えば「揺れ動くこと」を指します。物理学や数学の視点では、以下のように定義されます。

  • 物理的定義: ある量が、一つの常態を中心に周期的に変動すること。

振り子やばねの運動、あるいは電気信号の変動(電気振動)などが代表例です。

  • 数学的定義: 無限に続く数列、関数列の極限が不定で、収束せず、かつ極限値が無限大でもない状態を指します。

振動を形作る「3大要素」

私たちの身の回りには、音、光、建物の揺れなど、あらゆる場所に振動が存在します。

その「表情」を決めるのは、以下の3つの要素です。

  • 振幅: 揺れの大きさ。音であれば「音量」、地震であれば「揺れの強さ」に直結します。
  • 周波数: 1秒間に繰り返される振動の回数(単位:Hz)。高いほど「高い音」や「高エネルギーな光(紫外線など)」になります。
  • 位相: 振動が始まるタイミングや位置。複数の振動が重なり合う際、その結果を左右する重要な鍵となります。

振動は、周囲の環境や他の振動との相互作用によって、その性質を刻々と変えていきます。

① 共振

物体にはそれぞれ「揺れやすい固有のリズム(固有振動数)」があります。外部からの振動がこのリズムと一致したとき、振幅が劇的に増大する現象です。

  • 例: ブランコをタイミングよく押すと大きく揺れる、特定の音でグラスが割れるなど。

② 減衰

エネルギーが摩擦や空気抵抗によって失われ、次第に振幅が小さくなっていく現象です。

  • 応用: 車のショックアブソーバーや、地震の揺れを抑える「制震構造」など。

③ 干渉

複数の振動が重なり合うことで、互いを強め合ったり、打ち消し合ったりします。

  • 強め合う干渉: 同じ位相の波が重なり、より大きな振動になる。
  • 弱め合う干渉: 逆の位相の波が重なり、振動が消える(ノイズキャンセリングの原理)。

まとめ

振動の性質変化は、単なる物理現象に留まりません。

それを理解し、コントロールすることで、私たちはより静かな車を作り、より安全なビルを建て、より高速な通信を実現しています。

身の回りの「揺れ」に注目してみると、そこには必ず振幅、周波数、そして環境との緻密な相互作用が存在しているのです。


お問い合わせ:振動の課題解決は弊社まで

株式会社エボルテックでは、今回ご紹介した振動試験をはじめ、多種多様な環境試験・信頼性評価に取り組んでおります。

当社には、振動の挙動を知り尽くした試験のプロフェッショナルが在籍しています。「規格に基づいた正確な試験データが欲しい」「何から手を付ければいいか分からない」といった段階のご相談でも、ぜひお気軽にお寄せください。

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