特定の周波数の振動を規定時間与える試験です。
正弦波振動試験には下記の2種類があります。
環境試験一覧
Environmental Tests
環境試験一覧
振動試験
正弦波振動試験
正弦波一定振動試験(スポット試験)
固定した一定の周波数で振動を与え続ける試験です。
試験条件
- 振動周波数:
- Hz
- 加速度:
- m/s2
- 変位(振幅):
- 片振幅[mm0-p] or 全振幅[mmp-p]
- 速度:
- m/s
- 試験時間:
- h
正弦波掃引振動試験(スイープ試験)
徐々に振動数を変化(掃引)させながら連続的に振動を与え続ける試験です。
試験条件
- 振動周波数:
- *Hz~*Hz
- 加速度:
- m/s2
- 変位(振幅):
- 片振幅[mm0-p] or 全振幅[mmp-p]
- 速度:
- m/s
- 試験時間:
- h
ランダム波振動試験
ランダム振動とは複数の正弦波を合成したものになります。
規定した範囲内の振動周波数を同時に与えることで、不規則な波形の振動になります。
自動車走行時のような複雑な振動を受ける製品の評価を行う場合に、ランダム波振動試験を選択することで、実際の運用条件に近い評価を行うことができます。
試験条件
- 振動周波数:
- Hz
- オーバーオール実効値(rms):
- m/s2rms
- パワースペクトル密度(PSD):
- (m/s2)2/Hz
- 試験時間:
- h
複合環境振動試験
規定した温度および湿度の環境下で行う振動試験です。
「温度」「湿度」「振動」の3条件を設定することで、低温環境、高温環境、高温高湿環境といった様々な環境下での振動試験を行うことができます。
試験条件
- 温度:
- ℃
- 湿度:
- %
- ※振動条件は「正弦波振動試験」「ランダム波振動試験」を参照。
振動衝撃試験
既定の加速度と作用時間を設定することで、瞬間的な衝撃を与えます。
輸送時・保管時・使用時に衝撃が与えられた場合に、引き起こされる損傷や影響を調べます。
試験条件
- 衝撃パルス作用時間:
- ms
- 加速度:
- m/s2
- 衝撃回数:
- 〇回
温度試験
高温・低温試験
製品やシステムが高温・低温条件下でどのように動作するかを評価する試験です。
製品の耐久性、外観の変化を始めとした温度印加時における挙動や性能をテストします。
試験条件
- 温度:
- ℃
- 印加時間:
- h
温度サイクル試験
低温から高温といった異なる温度環境への変化を規定サイクル、繰り返し行う試験です。
製品やシステムが急激な温度変化に耐えられるかどうかを評価します。
試験条件
- 温度:
- ℃
- 変位時間:
- h
- 印加時間:
- h
- サイクル数:
- 〇サイクル
温湿度サイクル試験
温度サイクル試験に、湿度の要素を加えた評価試験です。
高湿度下で高温と低温の温度差の繰り返しを行うことで結露を発生させます。
温度変化と結露による製品への影響を評価します。
試験条件
- 温度:
- ℃
- 湿度:
- %
- 変位時間:
- h
- 印加時間:
- h
- サイクル数:
- 〇サイクル
塵埃試験
塵埃試験
供試品を設置した試験槽内に塵や粉塵を生成し、機器の内部や外部に侵入するかどうか、侵入した際の影響を調査するための試験です。
産業用機器や屋外で使用される機器など、環境条件が厳しい場所で使用される製品において実施されます。
試験条件
- ダスト:
- 〇種
- 方式:
- 浮遊式試験
- 規格:
- JIS D 0207、JIS D 5500