振動試験とは
Vibration Test
振動試験とは
私たちの身の回りにある物は多種多様な振動を受けることがあります。
例えば自動車は走行中に揺れが発生するために、搭載される部品には常に振動が加わります。
自動車を構成する各部品・機器に振動が継続的に加わることで外観上の破損や、ねじの緩み、機能の故障を引き起こす場合があります。
自動車部品に関わらず、家電製品、机、棚といった生活用品も振動を受けることがあります。
輸送時に想定される振動、使用上で想定される振動といった、あらゆる振動に対しての耐性を持つかどうかの確認・調査を行わなければ製品化することはできません。
振動試験とは「試験品の振動に対する耐性を確認・調査」する試験です。
振動試験機の動き
振動が加わる方向は1方向ではない為、想定される各方向の試験を行う必要があります。
例えば自動車部品振動試験方法を定めるJIS D 1601では、上下、左右、前後といった3方向の振動を与えることが定められています。
試験品を搭載する向きを変えることで、3方向の振動を再現する場合や、水平方向に対応可能な振動発生器を使用することで対応します。